書き直した日記

思ったことや考えたこと

雨と大福

 朝起きると、雨が少し降っていた。

 傘を差さなくても大丈夫だけど、外出をためらうぐらいの空模様だった。

 買い出しに行く必要はなかったのだけど、ふと甘いものを食べたいと思った。家の中を探すと、ビスケットと、チョコレートと、ホットケーキミックスを見つけた。

 その3つを目の前にして思ったのは、「大福が食べたい」だった。何でこんな日に限って、こんな欲望が芽生えてしまったのか。

 どうしよう、大福食べたいけど、面倒くさい。雨少し降ってるし。でも大福……。なんて考えてだらだらしていたら、雨が上がっていたので近所のスーパーに大福を買いに行った。

 

 思えば、自ら大福を買って食べるというのは初めてだ。味覚が変わったのか、気候のせいなのか、原因は定かではないが、私にとって大福は新鮮な刺激だった。

 一口齧る。甘い。甘くてもちもちしている。正直、これ以上言う事がない。これが大福の基本であり、全てであると感じた。

 有名店の大福とかなら、もっと別の事を感じるのかもしれないけれど、スーパーの大福となるとこのふたつに限る。甘くてもちもち。

 そんな甘くてもちもちの大福が5つ入っていたが、手も口も止まる事なく5つ平らげてしまった。いやあ、美味しかった。甘くてもちもちなだけで十分なのだ。甘くてもちもちなもの最高。

 

 そんなわけで、今日は一日大福に心を弄ばれました。そして心を射止められました。ラブコメの第一話みたいな一日ですね。ウフフ。

 

日記を書くことにした。

 今年に入って、ずっと日記を付けている。しかし、それを読み返した事はなかった。

 日記はずっと、パソコンのメモアプリに書き溜めていた。読み返すために書いていたわけではないので、読み返さないのはまあ当然なのだが、そうなると取っておく理由がなくなる。

 消してしまおうかとも思ったのだが、それはなんだか勿体ない。努力の結晶と言う程のものではないのだが、これは、何と言うのが正しいのだろう。

 そうだ、1円。私にとって、日記1日分につき1円分ぐらいの価値はある。本当に暇なときは読み返せるし、つまらなくても備忘録くらいにはなる。そんな1円を日々溜めて、200円ぐらいは貯まったのだ。これはもう、捨てるなんてとんでもない話だ。

 

 なので、これまでの日記は日記で取っておくのだが、最近味気なさも感じていた。そんな退屈に刺激を与えてくれることを期待して、これからはブログでも時々日記を書いてみようと思う。

 「一応誰でも見られる状態にしておく」というだけなのに、何だか一気に世界が広がるような気分だ。久々に肌でインターネットを感じている。

 

 深夜の勢いでアカウント作って、ブログ開設して、日記を書いていたら良い感じの睡魔がやってきた。今日はそろそろ寝よう。

 おやすみなさい。個人的な日記で締めの言葉なんて意識してなかったから、終わり方急だなぁ。